お知らせ

能ーBOXゼミナールへの講師派遣のお知らせ

仙台市能楽振興協会では、能ーBOX開館10周年記念事業として公益財団法人仙台市市民文化事業団が主催する「能ーBOXゼミナール」に講師を派遣します。 皆さまの参加をお待ちしております。 能楽アラカルト~武士の文化と能 講師 村上 良信[仙台市...
お知らせ

令和3年度事業計画の掲載及び登録会派一覧の更新のお知らせ

仙台能楽振興協会では、書面開催により令和3年度総会を経て、令和3年度事業計画を策定しましたのでお知らせいたします。 あわせて、登録会派一覧も更新しましたのでお知らせいたします。 なお、令和3年度事業計画及び登録会派一覧は、上部のタブからも閲...
お知らせ

「第15回 謡曲大会」の写真を掲載しました。(平成31年1月13日開催)

平成31年1月13日(土)に開催しました「第15回 謡曲大会」の写真を掲載しました。 どうぞご覧ください。 宝生流「葛城」はぎの会 喜多流「経政」東北大学喜多会 観世流「吉野天人」仙台康謡会 金春流「実方~臨時の舞~」仙台金春会 喜多流「船...
能の泉

質問箱「能の泉」第11回

問 能の伝統は今日までどう守られて来ましたか? 答 江戸式楽の伝統を色濃く残す宝生流を例にお答えしましょう。 まず台本ですが、宝生では観世の謡本を直して用い、寛政時代にようやく自前の謡本を刊行、その後嘉永、明治、大正と増刷、昭和に入って読み...
能の泉

質問箱「能の泉」第10回

問 能面の意味を教えて下さい。 答 太古に興った呪術の面が、我が国のみ洗練に洗練を重ね、能面に姿を変えて今日に伝わりました。 能草創期には面(おもて)の種類も少なかったようですが、室町以降曲柄に応じ年齢、性格、品位の異なる種々の面が創作改作...
能の泉

質問箱「能の泉」第9回

問 なぜ能の動作はゆっくりなのですか? 答 以前能のテレビ番組を見ていた三歳三ヶ月の息子から「お父さま、どうして能はゆっくりなんですか」と質問されたことがありました。能の動作は、曲や場面で速いのも遅いのもあるのですが、芝居歌舞伎に比すれば確...
能の泉

質問箱「能の泉」第8回

問 能とオペラは歌う劇という点で似通っていますが、配役の仕方に違いはありますか? 答 大いに御座います。 先ずオペラは男の役は男が演じ女の役は女が演じますが、能は男だけで演じる芸能として磨き抜かれて来たものなので、原則男の役も女の役もすべて...
能の泉

質問箱「能の泉」第6回

問 舞台で待機している役者が袴の中に手を突っ込んでいるのは、不用心で武家の作法に反しませんか? 答 この問題についてはまともに反論している文献をついぞ見たことがありません。そこで筆者の研究に基づく仮説を提示して反論と致します。 即ち、「袴に...
能の泉

質問箱「能の泉」第5回

問 仕舞用の袴は普通の馬乗り袴とどう違うのですか? 答 仕舞袴は、羽織袴役以上の上級武士の礼装即ち裃の袴が起源と考えられ、主な特色として、襠(股部)が低く相引き(脇部)の丈も短く腰板の芯には厚紙でなく桐や杉の板を入れる点などが上げられます。...
能の泉

質問箱「能の泉」第4回

問 宝生流に家元が二人いるのは何故ですか? 答 能はシテ方、ワキ方、狂言方、大鼓方、小鼓方、笛方、太鼓方の分業制になっておりまして、それぞれにいくつかの流儀が存在します。そして江戸時代には、座付きといってシテ方以外の流儀は観世、宝生、金春、...